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新規ポリエステルオリゴマー除去剤を開発
- ポリエステル繊維から出るオリゴマー(低重合物、不純物)が、繊維加工や機械汚染等トラブルを引き起こします。
- 従来のオリゴマー除去剤を改良し、新たにオリゴマー除去剤(ケミカテックスDC-M)を開発しました。
- ポリエステル繊維のアルカリ抽出液の酸性化(pH 4.0)では白色の沈殿物は極めて多く析出してきます(写真-1, ブランク)。従来品のオリゴマー除去剤を加えると少なくはなるが(写真-2)、新規開発品ケミカテックスDC-Mを使用すれば、その析出物は一層少なくなります(写真-3)。
写真-1. ブランク(黒いろ紙上に多量の白いオリゴマー粉末が残る)
写真-2. 従来品:1.0 g/L(ブランク試験に比べ白い粉末は減少する)
写真-3. 新規開発品:ケミカテックスDC-M 1.0 g/L(白いオリゴマー粉末は著しく減少する)